○当組合で取り扱う石灰商品をご紹介致します。

苦石灰・白雲石とも言い、主成分は炭酸マグネシウム(MgCO3)と炭酸カルシウム(CaCO3)から成っています。
本県産のドロマイトは、国
内生産高の90%以上で、高品質・均質性を誇っています。鉄鋼用をはじめ、肥料用築壁材等多方面にわたって使用されています。

【ドロマイト商品一覧】

・原石
・軽焼ドロマイト
・消化ドロマイト
・ドロマイトクリンカー
・ドロマイトプラスター
・苦土タンカル

化学成分SiO2R203CaOMgOIg-LossP205
ドロマイト0.240.3434.4018.7546.720.02
軽焼ドロマイト消化ドロマイト
化学式CaO・MgOCa(OH)2・Mg(OH)2
式量96.4132.4
高純度のものは白色
純度の低いものは少し灰色、
帯黄色(不純物により着色する)
白色粉末
結晶構造等軸晶系(立方晶系)六方晶系
比重3.462.31
融点2,530℃350~580℃分解(-H2O)
水和熱水と反応すると高温発生
CaO・MgO+2H2O=Ca(OH)2
Mg(OH)2+23.7Kcal/g・mol
○原石
栃木県で生産されるドロマイトはMgO約18%、CaO35%という高品質なもので均質であることが特徴です。
製鉄の副原料として、ガラス製造の原料として、あるいは肥料等に広く使用されています。
○軽焼ドロマイト
50mm~100mmの大きさに破砕されたドロマイト原石を、重油・石油を使って約1400℃で焼成したものです。鉄鋼用、肥料用、土質安定処理材等にも使用されています。
○消化ドロマイト
軽焼ドロマイトに水を加えて反応させ、分級した粉末で、水酸化カルシウムと水酸化マグネシウムから成っています。
○ドロマイトクリンカー
3mm~5mm大に粉砕したドロマイト原石に鉄粉をまぶし、約1700℃以上の高温で焼成したものです。製鉄用耐火炉材として、また製鉄用の炉壁の保護のため吹付け耐火物としても利用されています。
○ドロマイトプラスター
ドロマイト原石を約1100℃の高温で焼き、水和消化させたもので、壁材料として利用されています。これに繊維その他を完全配合し、現場ででは水を加えるだけで使用可能な製品も開発されています。
○苦土タンカル
ドロマイトをそのまま粉末にしたもので、アルカリ分55%以上、く溶性苦土10%以上が含まれています。主として肥料用として使用され、ゆるやかな効果で永続的に、安心して使うことのできる肥料です。
主成分は炭酸カルシウムで、日本の石灰生産量は、年間約1000万トン、全国各地の重要な地場産業のひとつです。
石灰は鉄鋼、化学、土木建築、そして公害の防止、環境保全など、幅広く使用されています。

【石灰商品一覧】

・原石
・生石灰
・消石灰
・タンカル

化学成分SiO2R2O3CaOMgOlg-LossP2O5
上部石灰岩0.420.1954.860.5443.980.03
下部石灰岩0.850.7950.723.6644.320.08
軽焼ドロマイト消化ドロマイト
化学式CaO・MgOCa(OH)2・Mg(OH)2
式量96.4132.4
高純度のものは白色
純度の低いものは少し灰色、
帯黄色(不純物により着色する)
白色粉末
結晶構造等軸晶系(立方晶系)六方晶系
比重3.462.31
融点2,530℃350~580℃分解(-H2O)
水和熱水と反応すると高温発生
CaO・MgO+2H2O=Ca(OH)2
Mg(OH)2+23.7Kcal/g・mol
○原石
主成分は炭酸カルシウム(CaCO3)、すなわち方解石の鉱物です。古くから建築物や彫刻品として利用されており、セメントの原料、鉄鋼生産の副原料、土木用砕石、ガラス、カーバイト等の化学工業用、肥料などに広く利用されています。
○生石灰
石灰石を70mm~150mmの大きさに破砕して石炭・コークスか重油で約1200℃に加熱して製造されます。鉄鋼、製紙、製革用、または肥料などの農業用、軟弱地盤の改良、土質安定処理材等として利用されています。
○消石灰
生石灰に水を加えて反応させた後分級した粉末で、主成分は水酸化カルシウムです。左官用として古くから使われていましたが、現在では水処理、公害防止をはじめ、一般化学工業用、農業用、土質安定処理材と幅広く利用されるようになりました。
○タンカル
石灰石を粉末にしたもので、農業用、道路舗装用、排煙脱硫装用等に利用されています。
土壌に活力を…この土にもっと力があったら。農業の基本はまず土づくりから。その土づくりのため、石灰質料は地力の増進、土壌の改良等、農作物の安定した収穫のお手伝いをしています。

【石灰質肥料一覧】

・苦土タンカル
・焼成苦土石灰
・顆粒苦土生石灰
・タンカル
・消石灰

品名保証成分特徴
●苦土タンカルアルカリ分 55%
可溶性苦土 15%
内く溶性苦土10%
・別名=苦土カル・炭酸苦土石灰・タン苦土
・ドロマイトをそのまま粉末にしたもので、
 アルカリ分55%以上、く溶性苦土10%以上
 含まれています。
・土壌とゆるやかに反応し効果が永続します。
・苦土効きかた緩効的で、やりすぎによる害も
 起きにくく、安心して使える肥料です。
●焼成苦土石灰アルカリ分 70%
く溶性苦土 18%
・別名=苦土消石灰
・ドロマイトを1000℃前後で焼いてから水を加え
 消化させたもので、アルカリ分70%以上く溶性
 苦土18%以上ふくまれています。
・土壌と早く反応するので、すぐに目標のpHに
 したいときに適しています。
・苦土の効き方も苦土タンカルに較べ速効的です。
●顆粒苦土生石灰アルカリ分100%
く溶性苦土30%
・ドロマイトを1000℃前後で焼いたもので、
 アルカリ分100%、く溶性苦土30%以上
 ふくまれています。
・高成分なので、苦土タンカルと比較し、酸性の
 中和は1/2、苦土の補給は1/3の使用で
 すみます。
・5~8mmの粒状となっているので、
 まきやすく、とび散らず、便利です。
●タンカルアルカリ分 53%・石灰石を粉末にしたもので、アルカリ分
 53%以上ふくまれています。
●消石灰アルカリ分65%
以上
・石灰石を1200℃前後の高温で焼いてから、
 水を加えて消化したもので、アルカリ分65%
 以上ふくまれています。
・土壌と速く反応するので、すぐに目標のpHに
 したいときに適しています。
※肥料の要素として、今日では、窒素・リン酸・カリ・カルシウム・マグネシウムを5要素といっています。
※苦土石灰肥料の苦土とはマグネシウムのことで、葉緑素の構成成分です。リン酸の移動と関係し、油脂類の合成に役立ちます。
※石灰はカルシウムを多く含み、植物体内で過剰に出来た有機酸の中和、葉緑素の生成、炭水化物の代謝、根の生育促進に役立っています。